放置少女

ダメージ反射を上げない方がいい場面がある説について検証してみました

今回はダメージ反射を上げない方がいい説について考えてみました。

今回の説は、匿名希望の方からメールにて紹介いただきました。

ダメージ反射を上げない方がいい説とは

ダメージ反射を上げる手段は大きく4つ。

  • ダメージ反射の奥義を解放する
  • 太学館のレベルを上げて、ダメージ反射のステータスを上昇させる
  • 副将のパッシブスキルを解放する
  • 援護状態になる

このうち援護状態は発動前であればダメージ反射を上げる前の状態ですが、
それ以外については、ダメージ反射を上げる前に戻すことができません。

これは取り返しが付かない要素に該当しますので、
解放するかどうかは慎重になるべき要素かもしれません。

具体的な場面については後述します。

ダメージ反射を上げることが推奨される理由

ダメージ反射を上げない方がいいケースについて紹介する前に、
一般的にダメージ反射がおすすめされる理由について紹介しておきましょう。

ダメージ反射とは、相手から受けたダメージの一部を相手にも与えるものです。
たとえばダメージ反射が10%の状態で100万のダメージを受けた場合、
相手にも10万のダメージを与えます。

ただし反射できるダメージの最大は、自分の残りHPが基準となります。
自分のHPが50万しかない状態だと、
100万のダメージを受けても残りHPの50万に対しての10%、5万しか返すことができません。

この反射ダメージは防御無視ダメージとなっています。
相手の防御力などがどれだけ高くても、
こちらのHPとダメージ反射倍率に応じた数値をそのままダメージとして与えられます。

また、相手からのダメージが多いほど反射ダメージも多くなります。
これによって相手の攻撃が強力なほど多くの反射ダメージを与えられます。
そのため敵の弱い副将ではなく主力に対して効率よくダメージを与えることが可能です。

反射ダメージを減らす手段は非常に少ないです。
現状ではダメージ反射耐性のパッシブスキルを解放するか
畜力(聖護)によってダメージ反射耐性を上げるかのどちらかになります。

そのため反射ダメージはゲーム序盤から高レベル帯まで厄介な存在です。

ダメージ反射を上げない方がいい場面

続いてはダメージ反射を上げない方がよさそうな場面を紹介します。

それは、バッファーがほとんど揃っていない状態で
欧冶子や李斯、鬼谷子といったアタッカーを主力にして戦役を周回している場合です。

放置少女のゲーム序盤で李斯のようなアタッカーを登用した場合、
主将と李斯だけ、もしくはカッシウスを追加して戦役を周回するケースがあるかと思われます。

これらの副将には「スキル1で残りHP%の高い相手に集中攻撃する」という共通点があります。

この副将をアタッカーにして戦役を周回しようとした場合、
ダメージ反射がない条件のほうが有利に戦役を周回できるのでは?という内容です。

状況としては、主将が先頭、李斯などを2番目に配置している場合です。
この場合、ダメージ反射の有無で挙動がどのように変わってくるでしょうか。

ダメージ反射がない場合の挙動

ダメージ反射がない場合の周回陣営では、
主将に「鉄壁の号令」をセットし、2番目に主力を配置しておきます。

1ターン目、主将は味方に奮起を付与します。
ここでは攻撃が発生しませんので、敵のHPは全員満タンのままです。

主将の次には一番上の敵が攻撃してきます。
ここでダメージ反射がゼロだった場合、
敵が攻撃してきても反射ダメージが発生しません。
そのため敵のHPは満タンのままです。

その次にアタッカーが攻撃します。
李斯や鬼谷子などの場合、スキル1では残りHP%が最も多い敵を狙って攻撃します。
今回の条件では敵のHPが全員満タンですので、一番上の敵が攻撃対象となります。

2ターン目は副将や状況によって攻撃対象が変わってきますが、
李斯のスキル2は残りHP%が最も低い敵に対する連続攻撃ですので、
スキル1でHPを減らした一番上の敵に攻撃を仕掛けます。

鬼谷子のスキル2は知力値が最も低い敵を狙う攻撃で、
戦役195までは敵に知力値が設定されていないため
こちらも一番上の敵に対して攻撃していきます。

そのため、いずれの場合も一番上の敵はほとんどの場合最初に倒すことができます。

ダメージ反射がある場合の挙動

陣営の誰かがダメージ反射のステータスを持っている場合、
そのキャラが敵に攻撃された時に反射ダメージを返してしまいます。
そのため一番上の敵はHPが満タンではなくなってしまいます。

そうなった場合、李斯や鬼谷子のスキル1の攻撃対象は誰になるでしょうか?

そうです、2番目の敵が攻撃対象となります。

李斯の場合、スキル1で2番目の敵に集中攻撃を行い、
そのあと全体攻撃をしていきます。

そしてスキル2では残りHP%が低い敵を狙うため、
スキル1でHPが減らされた2番目の敵に対して攻撃します。

そうなった場合、最初に倒すのはほとんどの場合2番目の敵になります。

では、その次に誰を狙って攻撃をしていくのか?
答えは「毎回変わってくる」です。

2番目の敵以外にはスキル1の全体攻撃で攻撃していきます。
この時与えるダメージによって残りHP%が多いか少ないかが変わってきます。

そのため一番上の敵がどのタイミングで倒されるか分からなくなってしまいます。

一番上の敵が残るとどうなるか

戦役の敵は10ターン目に逃走します。
厳密には、10ターン目の最初の行動で逃走します。

敵陣営には複数の敵が登場しますが、
主力の副将を2番目に並べている場合、
一番上の敵だけが主力の副将よりも先に行動します。

そのため一番上の敵が残っていると、
主力が10ターン目にスキル2を発動しようとする前に逃走してしまいます。

一番上以外の敵であれば、
10ターン目に発動する主力のスキル2でトドメを狙うこともできます。

そのため最後に残った敵が一番上の敵かどうかで
スキル2で攻撃できる回数が1回分変わってくるのです。

これらのことから得られる結論は、

ダメージ反射があると10ターン目のスキル2を使えないケースが出てくるが、
ダメージ反射がなければ確実に10ターン目のスキル2を活用できる

というものになります。

毎回10ターン目のスキル2まで確実に発動できるのなら
敵の打ち漏らしもかなり減らせるかと思われます。

対してスキルの発動回数が1回多いか少ないかでブレてしまうと
戦役での火力はどうしても不安定になってしまいます。

そのためダメージ反射がない状況のほうが安定して戦役周回ができそうです。

実際に検証してみた

実際に李斯を使って戦役周回をしてみました。

反射ダメージが発生したかどうかで、実際にスキル1の攻撃対象が変わりました。

ところが敵に与えるダメージは、
集中攻撃後の範囲攻撃で燃焼を付与できるかどうかで大きく変わります。

李斯のスキル1には確定会心やダメージ倍の効果があるのですが、
これらは追加攻撃の部分にしか発生しない仕様となっています。

そのため集中攻撃の対象が一番上の敵になったとしても、
一番上の敵が最初に倒されるとは限らないようです。

また、鬼谷子で戦役周回する場合、
スキル2では敵の知力値が低い敵を狙います。
戦役195まではすべての敵に知力値が設定されていないので一番上が狙われます。
そのため一番上の敵が最後まで残ることは少ないかと思われます。

このことから李斯や鬼谷子の場合でも
ダメージ反射の有無で周回効率が極端に変わることはなさそうでした。

欧冶子の場合でもさらに考えてみると、
スキル2は最大攻撃力が高い敵に攻撃ですので
一番上の敵のレベルが高ければ一番上を狙うでしょうが、
そうでなければ2番目以降が狙われることになりそうです。

仮にスキル1が一番上の敵を狙っても、
スキル2が一番上を狙わない可能性があります。
もしそうなって落としきれなかった場合、
一番上はスキル1(残りHP%が高い)でもスキル2(最大攻撃力が高い)でも対象から外れてしまいます。

そのため、ダメージ反射がない状況でも安定するわけではなさそうです。

今回のまとめ

李斯で実際に周回してみましたが、
スキル1の追撃部分によるダメージのブレが大きすぎるため
ダメージ反射の有無は大きなデメリットというほどにはならないようでした。

今後もスキル1で残りHP%が高い敵に集中攻撃する副将が実装される副将は実装されるかと思われます。
その副将を気に入って登用しようとしたとき、
こんな話があったなぁと思い出していただければ幸いです。

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