放置少女

【放置少女】奥義を解放しても最大HPの伸びが小さい?知っておきたいステータス計算式について紹介します

奥義を解放しても最大HPの伸びが小さい?

放置少女の世界には、奥義という概念が存在します。
これは特定の副将を登用することで奥義を解放することができ、
それによって登用している副将全員のステータスが上昇するシステムです。

そんな奥義の中にはHP上限や攻撃力などを割合で上昇させるものもありますが、
奥義を解放したことがある方の中には
「思ったより最大HPが上昇しなかった」と思った人もいると思います。

そこで今回はステータスの計算式を簡単に紹介し、
奥義によって上昇するステータスについて確認していきたいと思います。

実際に奥義を解放して増えるHPを確認

まずは、実際に最大HPが上昇する奥義を解放させて
副将の最大HPがどれくらい上昇するかを確認してみましょう。

今回はこちらの「龍虎獅友」の奥義を解放します。
公孫サンのステータスを確認しておくと、
奥義を解放する前の最大HPは16,546,744でした。

他の副将では、例えば貂蝉のステータスも同時に確認しておくと、
貂蝉の最大HPは932,459となっています。

ここで最大HPが上がる奥義を解放することで、
副将全員の最大HPが9%上昇することになりました。
この状態で公孫サンの最大HPがどうなったのかを確認してみると、
最大HPは16,971,018まで上昇していました。

奥義解放前は16,546,744でしたので、数値でいうと424,274、
割合で言うとおよそ2.56%上昇したようです。

解放した奥義は9%だったのに、実際上昇したのは約2.5%。
どうしてこういったことになるのでしょうか。

奥義を解放して増えるHPが少なく感じる理由

結論から言いますと、奥義によって上昇するステータスは
覚醒やパッシブスキルといった他のステータス上昇に埋もれてしまいやすいからです。

最大HPの計算方法を紹介しながら説明します。
最大HPを計算する流れをものすごく簡単に表記しますと、
体力値や私装、宝石などによって足し算で上昇した最大HPを合計した数値に
その数値に装備品の最大HP上昇(%)を計算し、
その後奥義や太学館を含めた副将自身のステータス上昇を計算します。

(最大HP = (体力や宝石、私装などの足し算部分) × 装備補正 × 副将補正
※装備補正:装備のセット効果や私装の付加ステータス。ステータス画面にある+〇〇%表記。
※副将補正:パッシブスキルや奥義・太学館、訓練・覚醒によって副将自身が持つ補正。

奥義で最大HPが上がる前の公孫サンで確認してみると、
副将自身によって最大HPを割合で上昇させる部分だけを確認すると
すでに解放している奥義で38%、
公孫サンのパッシブスキルで44%、
そして副将訓練・覚醒の部分で169%上昇しています。
これらを合計すると上昇量は251%となりますので、
最大HPは最後に3.51倍することで計算されます。

こうして最大HPが計算されるのですが、
奥義の影響が小さくなってしまう理由が分かりましたでしょうか。
奥義による最大HPの上昇量を計算する時、
副将のパッシブスキルと覚醒による最大HP上昇も同時に計算されます。
この2つの最大HP上昇が非常に大きいことが多いため、
奥義による上昇量が相対的に低く感じてしまうのです。

一番ステータスが上がって欲しい主力の副将はもちろん覚醒済みでしょうから、
その場合は、ほとんどの場合すでに200%以上の上昇補正がかかっています。
そのため最大HPが上昇する奥義を解放しても、
実際の最大HPに影響する割合は3分の1以下になってしまいます。

最大HPへの補正と奥義解放で上昇した数値を比較

それを踏まえて、奥義解放によって実際に上昇した数値を振り返ってみましょう。
奥義解放前の最大HPは16,546,744、
奥義を解放した後の最大HPは16,971,018となりました。
最大HPは奥義を解放したことにより、2.5%上昇しています。
(16,971,018 ÷ 16,546,744 = 1.02564...)

先ほど計算した奥義解放前の副将自身の最大HP補正は351%でしたが、
奥義を解放したことで最大HPの補正が9%上昇し、360%になりました。
そのため最大HPは実質2.56%上昇することになりますので、
実際に上昇した割合とも一致する結果となりました。
(360% ÷ 351% = 1.02564...)

ちなみに貂蝉の場合、最大HPは奥義解放によって932,459から993,271になりました。
最大HPは6.5%上昇していますが、
これは奥義解放による最大HP上昇割合が38%から47%になったためです。
貂蝉はまだ覚醒や訓練によってステータスが上昇していませんので、
奥義によるステータス上昇が割と大きく影響しています。
もちろん実際に上昇したステータスの数値は小さいですが、
奥義解放によるステータス上昇を理解する一助になるのではないでしょうか。

逆に、MRの副将で覚醒やパッシブによる上昇量もUR閃副将より大きい場合、
奥義解放によって割合で上昇するステータスの恩恵は
UR閃の副将以上に感じにくくなると思われます。

この現象は最大HP以外でも…

ここまでの話は最大HPについてでしたが、
攻撃力や防御力、物理・法術防御などが割合で上昇する奥義については
最大HPと同じ現象があてはまります。

例えば攻撃力の場合は副将訓練で99%、パッシブスキルで44%上昇していますので
奥義解放前から243%上昇していることになります。

ここから奥義で数%上昇したとしても、正直大した上昇量になりません。
無駄な訳ではないですが、見た目ほどの効果は発揮してくれないことが多いですので
奥義解放の効果に過度な期待は禁物かもしれません。

奥義はある程度重要な要素だとは思うのですが、
あまり奥義を優先させすぎると、
かなりコスパが悪く感じることになると思いますので注意しましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は奥義解放による最大HPの割合上昇が少なく感じる原因について紹介しました。
副将の登用だけでステータスが上昇する、ある意味では魅力的なシステムですが
その効果量とコストについては正しく理解しておく必要があります。
もうすぐ奥義が解放できるけど登用に元宝を使っていいかどうか考える際は、
この内容を思い出して考えていただけるといいかと思います。

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