今回は戦役を進めるうえで劉備が必要なのかどうか、
そもそも劉備のどこが強力なのか、なぜおすすめされるのか
そういった点を再確認していきたいと思います。
劉備の性能

劉備は味方の攻撃力を強化するサポーターに分類されます。
その活躍は、スキル1にすべて集約されているといっても過言ではありません。
スキル1で味方全体に鼓舞を付与することで、攻撃力と防御力、聖護状態であればメインステータスも上昇させることができます。
このとき上昇する攻撃力などは劉備自身のステータスを基準とした数値となります。
攻撃力であれば劉備の30%~60%という割合になりますが、
これは味方の副将の数が少ないほど高い効果となります。
| 味方の人数 | 攻撃力 | 防御力 | メインステータス |
| 6名 | 30% | 80% | 20% |
| 5名 | 36% | 96% | 24% |
| 4名 | 42% | 112% | 28% |
| 3名 | 48% | 128% | 32% |
| 2名 | 54% | 144% | 36% |
| 1名 | 60% | 160% | 40% |
劉備が強い理由
劉備が今でも戦役で重要視されるほど強力な理由、
それは鼓舞の性質によるものです。
そもそも劉備ができることというのが、鼓舞を付与することにほぼ集約されています。
その鼓舞が強力だからこそ劉備が評価されるんですよね。
鼓舞の性質
鼓舞は味方の攻撃力と防御力(聖護状態ならメインステータスも)を上昇させます。
そのため、他のバフと違って鼓舞は上昇量が固定値となっています。
言い換えれば、鼓舞は掛け算ではなく足し算のバフとなっています。
実例を挙げてみましょう。
攻撃力100万の副将に対してバフをかけた場合の攻撃力を計算してみます。
攻撃力が100%上昇する暴走であれば、対象の攻撃力が2倍になります。
攻撃力100万の副将であれば200万になるということです。
このように、一般的な攻撃力上昇バフは掛け算で計算されます。

それに対して鼓舞は足し算で計算されます。
例えば攻撃力を30万上昇させるというような形式です。
劉備の攻撃力も100万、鼓舞で付与される攻撃力の倍率を30%とすると、
鼓舞で上昇する攻撃力は30万となります。
この鼓舞が付与された攻撃力100万の副将は、攻撃力が+30万されて130万になります。
そして重要なのは、放置少女の世界では掛け算より先に足し算が計算されるという点です。
例えば鼓舞と暴走の両方が付与されている場合、
先に鼓舞の攻撃力が足し算されてから暴走の掛け算が計算されます。
先の数値を例にすると、
攻撃力100万の副将に鼓舞で30万加算されてから暴走で2倍になります。
つまり最終的な攻撃力は(100万+30万)×2 = 260万となります。
これだけだと鼓舞で攻撃力がだいたい1.3倍になるくらいで、
それほど強いという印象はありません。
鼓舞にしかない特徴
鼓舞と他のバフの大きな違いは、
他のバフによって鼓舞自体の効果量が大きく変わってくることです。
劉備に暴走がかかっている状態で鼓舞を付与しようとすると、
暴走で攻撃力が2倍になった劉備の攻撃力をもとに鼓舞の効果量が計算されます。
攻撃力が100万の劉備が付与する鼓舞は30万ですが、
暴走で攻撃力が200万になっていれば鼓舞の効果量は60万になります。
この鼓舞が他の副将(攻撃力100万)に付与されれば、その副将の攻撃力は160万になります。
そうなれば、鼓舞で攻撃力が実質1.6倍になったと言えますね。
この仕様を活かしたバフの二重化
先ほどの例では、鼓舞を付与する劉備に暴走を付与した場合で計算しました。
実際に劉備を戦役やボス戦で使う場合、劉備以外のバフ役も複数用意します。
そしてアタッカーと劉備の2名に複数のバフを重ねていきます。
そうすることで、劉備の鼓舞をバフで強化しつつ、アタッカーの攻撃力もバフで強化できます。
実際に例を挙げて計算してみましょう。
計算しやすいように、メインアタッカーと劉備の攻撃力をどちらも100万で統一します。
そして劉備とアタッカーの両方に、100%の暴走、80%の畜力、80%の祝福を付与した場合を想定します。
まずは劉備が付与する鼓舞の効果量を計算します。
劉備は暴走・畜力・祝福と3つのバフで攻撃力が上昇しています。
攻撃力は100万×2倍(暴走)×1.8倍(畜力)×1.8倍(祝福) = 648万となります。
この攻撃力の30%分、つまり194万が鼓舞による攻撃力上昇量となります。
劉備やアタッカーの攻撃力を超えてしまってますね。
アタッカーにも同じ3種のバフがかかっていて、さらに鼓舞が付与された場合でも、
攻撃力の計算は足し算の鼓舞が先に計算されます。
まずは鼓舞によって攻撃力が100万+194万 = 294万となり、
そこから暴走・畜力・祝福によって攻撃力が6.48倍に上昇します。
そのため最終的な攻撃力は294万×6.48倍 ≒ 1905万 となります。
まさに桁違いの攻撃力です。

もし鼓舞がなかった場合、アタッカーの攻撃力は648万です。
ですので鼓舞の有無で攻撃力が3倍近く変わってきます。
これが戦役やボスで劉備が重要視される理由です。
ちなみに、仮にアタッカーの攻撃力がゼロだった場合でも攻撃力は1257万となります。
劉備の鼓舞を活用する陣営であれば、アタッカーの攻撃力は優先順位が下がってきますね。
劉備を使用するうえでの注意点
劉備以外の複数対象サポーターが複数必要となる
鼓舞が強くなるのは、劉備とアタッカーの両方に複数のバフを付与したとき限定です。
そのため、サポーターが揃っていないと劉備の真価を発揮することができません。
最初のサポーターに劉備を選んだとしても、その時点ではあまり劉備の強さを実感できないと思われます。
劉備の育成が必要となる
前にも触れたように、鼓舞は劉備のステータスをもとにした数値分だけ味方を強化します。
つまり、前提として鼓舞を付与する劉備のステータスが高くないと、
付与される鼓舞の性能も低くなってしまいます。
アタッカーだけでなく、劉備の育成も必要になってくる点は注意が必要です。
特にアタッカーすらまともに育成できていなくて劉備の育成どころではない場合、劉備の活躍はまだ先になりそうです。
劉備の育成方針
ここからは、実際に劉備を登用して活躍させるための育成について紹介します。
全体的な育成方針
劉備の役割は、とにかく鼓舞で味方の攻撃力(とメインステータス)を強化すること。
ですので、育成についてもとにかく最大攻撃力を伸ばしていくことが重要です。
アバター・縁定
戦役やボスのステージを進めていくと、有益状態を解除してくるスキルや状態を使う敵が登場してきます。
そうなると鼓舞が聖護状態でないと解除されてしまうため、いずれはMRアバターが必要となります。
ですが、そこまでのステージであれば劉備がUR閃アバターまでで有益状態の鼓舞を使う状態でも問題なく戦えます。
縁定については必須ではありません。
縁定スキルは出陣時に存恤状態が付与される効果のみで、正直重要な効果ではありません。
鼓舞の性能には一切影響しないので、なくてもOKとだけ言っておきましょう。
覚醒
覚醒は進めれば進めるだけ攻撃力が上がっていきます。
そのため、基本的には覚醒を進められるだけ進めるのがおすすめです。
とはいえ、覚醒を進めるのにも覚醒丹や神髄丹などのアイテムが必要となるため、
コストが厳しいうちは無理して覚醒を進める必要はありません。
おすすめは攻撃力と防御力の上昇効果があるパッシブスキルが開放される、覚醒+5です。
ここまでであれば覚醒丹の必要量もそれなりの量ですみますし、神髄丹も必要ありません。
・・・・・・・・・
ごく一部の例外として、覚醒+1までで止めておくテクニックが存在します。
3ターンの鼓舞を付与するスキル1だけを使用させることで、自分に付与した鼓舞が切れないうちに再度鼓舞の付与が狙えます。
いわゆる鼓舞ループと言われるテクニックです。
一度覚醒を進めてしまうと、初心追想を使わないと覚醒段階を巻き戻すことができません。
気になる方は、劉備の覚醒は慎重に行いましょう。
副将育成
育成丹などを使った育成は、基本的に筋力値のみに特化させればOKです。
装備
攻撃力を最大限上げるため、装備については気を配りたいところです。
攻撃力が上昇する劉備の専属武器はなるべく進化させたいですね。
あとは基礎ステータスが高く、鍛錬で筋力値を高くできる高レベルの装備品を優先させたいですが、
それ以上にセット効果での攻撃力上昇が重要となります。
聖淵装備を4つ揃えてセット効果を発動できるならそれでもいいですが、
比較的低コストで揃えるなら、
・武器は深淵(1つだけで攻撃力+10%のセット効果)
・混沌装備(2つで攻撃力+16%)
・闘鬼神装備(2つで攻撃力+12%)
を意識して装備を揃えておくといいでしょう。
この場合、防御力も鼓舞に影響するため盾と鎧を混沌にするのがいいかと思われます。
宝石
極端な話、劉備に必要な宝石は最大攻撃力(孔雀石)と筋力値(紅玉)の2つだけです。
鼓舞の性能に影響するのはこの2種類のみですので、他の宝石は劉備に持たせず他の副将に回しましょう。
劉備がいる陣営では、アタッカーよりも劉備の最大攻撃力が重要となってきます。
戦役やボス戦に限って言えば、最大攻撃力の宝石はすべて劉備に集約しておく方が効果的だと言えます。
劉備のまとめ
- 劉備は他の攻撃力バフを複数人に付与できるサポーターとの連携が強力
- 他のサポーターが揃っていないと性能は控えめ
- 劉備自身の最大攻撃力を、アタッカー以上に伸ばしていく必要がある
- いずれはMRアバターが必要となるが、縁定は無くてもOK