かつては「放置するほど強くなる」というキャッチコピーで広告なども出ていましたが、
実際は真面目に取り組むと、「やることが多すぎて時間が足りない」「放置少女に合わせて生活リズムを変える」といった事態になりかねません。
今回はそんな放置少女における「放置できない要素」について紹介します。
1.リアルの生活を侵食する「定刻イベント」
放置少女を最も「放置できない少女」にしている要因、それは毎日決まった時間に開催されるイベントです。
好きな時間に遊ぶのではなく、決められた時間にログインしないといけません。
代表的なものをいくつかご紹介します。
姫プレイ
まずは毎日12時30分から開催される、全員でボスを倒すイベント「姫プレイ」。
1分ごとに攻撃できるようになるため、フルで報酬を受け取るためには1分ごとに攻撃ボタンをタップし続けないといけません。
累計1,000円以上課金をしていれば「全自動参加」が可能となりますが、
無課金プレイヤーにとっては貴重な昼休みを減らす「束縛プレイ」以外の何物でもありません。
少女の調教
姫プレイの直後には「少女の調教」が開催されます。
開催時間は12時15分~13時45分と19時45分~20時45分の1日2回。
プレイヤー最大3名が協力してコンピューター陣営と戦うコンテンツです。
これに参加するかしないかで、重要な育成素材の貯まり方が大きく変わってきます。
昼休みや晩ご飯に直撃するスケジュールとなるため、
場合によってはゲームに合わせて自分の生活を調整する必要があります。

戦姫無双・同盟戦
少女の調教と同じ時間帯に「戦姫無双」も開催されます。
こちらは他のプレイヤーと城を取り合う陣取り合戦のようなゲームで、
プレイ1回につき10~15分ほど拘束されます。
そして21時以降にはギルド単位で戦う団体戦が待ち構えています。
こちらは城の奪い合いを同盟に参加している全員で行います。
活発な同盟によってはこういった同盟コンテンツに力を入れている場合も多く、
育成素材が集まるかわりに時間的な束縛が大きくなります。

2.「育成」という名の、単純作業の繰り返し
次に、キャラクターの育成にかかる手間についてです。
ボタンを押すだけで育成が完了する要素もありますが、地道な作業を求められる要素も存在します。
育成丹による育成

そのうち1つ目は育成丹を使った育成です。
キャラに対して育成丹を使うと、4つの基礎ステータスごとにランダムで増減が発生します。
その結果を見て育成結果を保存するかどうかを選択します。
この動作を必要な分だけ繰り返します。
ある程度の強さまでは「オート育成機能」があるため自動で進められるのですが、
それ以上育成しようとすると、手動による育成を繰り返していくことになります。
繰り返していけば少しずつ強くなっていきますが、
かかる手間や時間を考えると、苦労に見合うほどの恩恵かと言われると正直厳しいです。
アイテム効率が悪く育成素材を大量に消費してもいいから自動で育成させてほしい…
そういう思いのユーザは小生のまわりでもよく耳にしますし、
小生自身ももっと高いレベルまでオート育成できるようにしてほしいと思っています。
鍛造

もう一つ育成に手間がかかる要素として「鍛造」があります。
鍛造とは装備品のステータスをランダムに振り分け直す作業のことです。
こちらも育成と同様ランダムで数値が決まるのですが、
育成では「増減する数値」がランダム、かつ保存するかどうかを選べるのに対して
鍛造は増減ではなく「最終ステータス」自体がランダムで変わり
しかも保存するか聞かれず、結果が即反映されてしまいます。
そのため、なかなかいい数字が出ないと何度もクリックしていて
いい数字が出たにも関わらず連打し過ぎてスルーしてしまう…
そういった悲劇がたびたび発生します。
一定以上の数値が出たら簡易的にロックがかかる機能もあるのですが
判定が厳しすぎるので実用的にはほぼ機能していません。
そのため鍛造はゆっくり操作するか、集中し続けながらタップを繰り返すことになります。
強制的にニューゲーム「時海反響」

最後に紹介するのは「時海反響」です。
時海反響とは簡単に言うと、
「全員が専用ステージで一斉にイチからゲームを始めて
戦役やボス、闘技場の陣営を考えながら育成していくコンテンツ」です。
普段のステージの進行状況に関係なくレベル1の状態でスタートして、
限られた期間内にどれだけ強くなれるかを競います。
「心機一転楽しめる」と言われれば聞こえはいいですが、
裏を返せば「また最初から育成や編成の手間をかけないといけない」状況です。
しかも闘技場や到達ステージのランキングに応じて報酬が発生します。
報酬目当てでプレイしようとする場合、普段以上に張り付いてプレイしなければいけません。
こうなると時海反響の期間は普段の何倍も忙しくなってしまいます。
これが今回は12月30日から開催されるため、
「年末年始も放置少女で大忙し」という状況になりかねません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は放置少女の忙しすぎる要素について紹介しました。
決まった時間帯での拘束、単純作業の繰り返し、そしてやり直しプレイ…
「放置少女」というタイトルとは裏腹に、真剣なプレイヤーほど放置できないゲームとなっています。
もしこれから放置少女を始められる方は放置少女に束縛されすぎないよう、
放置少女との自分なりの付き合い方を探しながらプレイしていってください。