今回は暴走サポーターの比較となります。
新暴走・閻羅王
2025年10月17日、新副将の閻羅王が実装されました。
スキル1で味方に暴走を付与できるため、暴走サポーターとしての活躍が可能な副将です。
そこで過去に実装されている、同じく暴走を味方に付与できるサポーターと比較していきます。
閻羅王の性能
スキル1
- 味方6名に対して回復行動
- 異常状態2つ解除
- HPを残りMP24倍分回復
- 毒甲付与(1ターン)
- 毒甲:状態異常耐性無視+65%、被反射ダメージの上限が50%に、被攻撃時、相手に毒を付与
- 最大攻撃力最高の3名に、暴走と美夢を付与(各4ターン)
スキル2
- 自分に暴走と美夢を付与(2ターン)
- 残りHP割合が低い敵3名に2回攻撃
- 敵の有益or聖護状態を2個解除
- 敵の全異常状態を+1ターン(制限状態は上限2ターン、その他は上限4ターン)
- 風破と毒を付与(2ターン)
- 敵のHPが35%未満、かつ閻羅王の攻撃力の10倍以下の場合、即時撃破
- 致命傷+撃破失敗時に追加攻撃(幽冥2ターンを付与、知力値勝負で勝てば必中)
- 味方6名に対して、異常状態1個解除し、HPを総ダメージ10%分回復
パッシブスキルなど
- 覚醒+5で下記の効果を開放
- 味方の会心ダメージ+15%
- 戦闘中、自身が解除不可の光輪と神祇状態に
- 敵の毒状態が解除不可
- 閻羅王が付与した聖護・罪悪が50%の確率で解除無視
- 閻羅王の付与した毒はターン累積
- 毎ターン行動前、最大攻撃力最高・体力値最高・体力値最低の敵に対して下記の効果
- 常闇状態を付与(2ターン)
- 残りHPを15%減少(最大で閻羅王の最大攻撃力5倍)
- 2回まで復活可能
- 覚醒+7で状態異常耐性無視+100%
総評
暴走の付与対象が3名、付与ターンも4ターンと、過去最高規模の暴走を付与するサポーターとして実装されました。
とはいえ暴走の効果そのものは他の副将とほぼ違わないため、
すでに他の暴走サポーターがいる場合は無理して登用する必要がないという状況です。
今から一人目、二人目の暴走サポーターが欲しい場合は最有力候補です。
特に暴走は攻撃力上昇の効果が他のバフより高めですので、サポーターの中でも優先度は高めです。
状態異常耐性無視の発動には覚醒+7が必須のように思えますが、
実はスキル1で付与する毒甲(耐性無視+65%)と覚醒+5で付与できる常闇(耐性-50%)があれば実質115%無視が可能です。
比較対象の暴走サポーター
ここからは閻羅王以外の暴走付与サポーターを比較します。
比較対象は胡喜媚、ニヴィアン、太乙真人の3名です。
他に味方に暴走を付与できるサポーターには曹植とスサノオがいますが、
曹植は残りHPが一番低い味方1名への付与なので非常に使いづらく、
スサノオは弓将にしか暴走を付与できないため、劉備に付与できない点でおすすめしづらいからです。
胡喜媚
スキル1
- 最大攻撃力が高い味方3名に
- デバフ全解除+罪悪2個解除
- 暴走を付与(3ターン)
- 残りHPが半分未満ならHP回復、半分以上なら影甲4ターンを付与
- 自分と体力値最高の味方1名に曙光と心曜を付与(4ターン)
スキル2
- 残りHP割合が低い敵4名に毒(4ターン)と麻痺(50%の確率、1ターン)を付与して攻撃
- 敵を撃破できなかった場合は1回だけ追加発動
パッシブスキルなど
- 覚醒+7で下記の効果を開放
- 出陣時、自分に情熱を付与(5ターン、状態異常耐性無視+100%、虚弱反撃)
- 情熱状態なら被ダメージ減少(50%+異常状態の敵×5%、最大80%)
- 敵に罪悪状態を付与するたびに情熱を1ターン延長
- 胡喜媚が付与した聖護と罪悪が50%の確率で解除無視
- 情熱を1ターン消費して致命傷無視が可能(最大2回まで)
- 連携スキル:連携対象がS1、S2、縁定スキルで会心発生時、天授(2ターン)を付与
総評
3ターンの暴走を3名に付与できるため、効果も対象も優秀でした。
胡喜媚はUR閃で入手できた時点から戦役の火力サポートとして活躍できますので、
定期開催されるガチャなどで入手を目指していくのは大いにありです。
ですが最近は他に優秀な暴走サポーターが登場しているため、
胡喜媚でないとできないことは曙光や心曜の付与くらいでしょうか。
対人戦では価値が高いですが、戦役やボス戦では暴走を付与する以外のサポートがほぼありません。
連携スキルも重要なものではないため、優先順位を変えるほどのものではありません。
ニヴィアン
スキル1
- 最大攻撃力最高の味方2名が対象
- 異常状態を1つ解除(罪悪を優先)してHP回復
- 暴走(2ターン)を付与
- 残りHPが50%より多いなら美夢(2ターン)を付与
- 自分に影甲(3ターン)を付与
スキル1(縁定時)
- 最大攻撃力最高の味方3名が対象
- 異常状態をすべて解除してHP回復
- 暴走(3ターン)を付与
- 美夢(3ターン)を付与
- 自分と体力値最高の味方1名に曙光と影甲(4ターン)を付与
スキル2
- 敵6名に攻撃
- 有益と聖護を2個ずつ解除
- 束縛(2ターン)を付与
- 攻撃後、敵のHPが50%未満なら1回追加攻撃
- 残りHP割合が一番低い味方に総ダメージ30%分回復
- 縁定時のみ、発動前に自身に暴走と美夢(各3ターン)を付与
パッシブスキルなど
- 覚醒+7で状態異常耐性無視+65%(縁定による鹿鳴を含めれば100%に)
- 縁定により鹿鳴10ターンで出陣、2回まで復活可能
- 復活時に日陰2ターン、鹿鳴6ターン、影甲4ターン、攻撃者に逆賭(4ターン)を付与
総評
はじめて実装されたMRの暴走サポーターということもあり、
性能自体はUR閃の暴走をそのまま聖護化したようなものでした。
とはいえS2に束縛の付与もあり、実装時はかなり重宝されていました。
縁定することで他の暴走サポーターに匹敵する性能に引き上げられますが、
縁定するためのコストも決して安くないため、優先して登用したい副将とは言えません。
状態異常耐性を確保するためには覚醒+7と縁定の両方が必要となりますし。
ボス戦ではわざと1回倒されてボスに逆賭を付けて、状態異常耐性を下げて戦うという戦法もありますが…
太乙真人
スキル1
- 味方6名の異常状態を2個解除し、影甲と堅忍2ターンを付与
- 最大攻撃力が高い味方3名に暴走3ターンを付与
スキル2
- 自分に暴走4ターンを付与
- 最大攻撃力が高い敵4名に攻撃+最大攻撃力最高の敵に4回攻撃
- 攻撃前に有益・聖護を全解除
- 撃砕2ターンと虚弱4ターンを付与
- 知力値で勝っていれば会心率+50%、状態異常耐性無視+100%
- 味方の異常状態を1つ解除、心曜2ターンを付与、総ダメージ10%分HP回復
パッシブスキルなど
- 専属武器で知力値が上昇
- 覚醒+5で下記の効果が開放
- 神祇状態で出陣
- 毎ターン行動後、残りHP割合が低い味方4名の異常状態を1個解除+HP回復+抵抗2ターンを付与
- 味方の影甲が解除不可
- 自分の付与した聖護は50%で解除無視
- 2回まで復活可能、復活時に影甲、心曜、青漣を4ターン付与
- 青漣:全ターン消費で致命傷無視
総評
閻羅王が登場するまでは、暴走なら太乙真人を登用すればいいような雰囲気でした。
暴走付与と撃砕付与の両方ができるため、戦役でもボス戦でも活躍の幅がかなり広いです。
撃砕付与時の状態異常耐性無視には知力値勝負で勝つ必要がありますが、
スキル2で自分に対して確実に暴走を付与できるため、少し有利な状態で知力値勝負に挑めます。
知力値勝負をするためには専属武器が欲しくなる部分はありますが、SSRでも用意してしまえばかなり有利になります。
(聖淵武器でLv×300、Lv100でLv×260、SSRLv70でLv×180)
暴走サポーターを一覧で比較
暴走の性能 | 暴走以外のサポート | 状態異常耐性無視 | 特長 | 小生のおすすめ度 | |
胡喜媚 | 3ターン、味方3名 | 影甲、曙光、毒、麻痺 | 覚醒+7(情熱)で+100% | 連携スキルあり | ★★☆ |
ニヴィアン | 2ターン、味方2名 | 美夢、風破 | 覚醒+7で+65% | ★☆☆ | |
ニヴィアン(縁定) | 3ターン、味方3名 | 美夢、風破、曙光 | 〃 +縁定(鹿鳴)により+35% | 鹿鳴が有限ターン | ★★☆ |
太乙真人 | 3ターン、味方3名 | 影甲、堅忍、撃砕、虚弱 | 知力値勝負で+100% | ★★★ | |
閻羅王 | 4ターン、味方3名 | 美夢、毒甲、毒、デバフ延長 | 覚醒+7で+100% | 即時撃破が可能
ボス相手なら+5でも実質耐性無視+115% |
★★★★ |
どの暴走サポーターも当たり前のように3名3ターン付与が可能になっています。
その中で閻羅王だけ4ターンの付与が可能になっています。
閻羅王とニヴィアンが美夢で(ニヴィアンはさらに束縛)、太乙真人が撃砕で火力サポートが可能です。
火力面に直結する部分では、太乙真人がかなり優秀です。
撃砕サポートもあることを考えると、暴走サポーターは太乙真人がかなり優秀だといえそうです。
MRアバターまで登用が必要な胡喜媚と、縁定が重要となるニヴィアンはどちらも登用コスト的に不利な感じがします。
閻羅王にしかできないこと
単純な暴走サポーターとして見る場合は太乙真人がいれば不要だという面は確かにあります。
ですが、閻羅王にしかできない活躍も複数あるため、両方登用するという選択肢も決して無しではありません。
毎ターンHP15%減らし
覚醒+5まで進めると、閻羅王のターンが来るたびに敵3体(重複あり)にHP15%減らしが発動します。
対象は最大攻撃力最高・体力値最高・体力値最低の敵であり、同じ敵に複数回発動する場合があります。
ボス戦の場合は閻羅王の最大攻撃力5倍までしか減らすことができませんが、
言い換えれば最大攻撃力500%分のダメージを毎ターン与えるとも言い換えられます。
もちろんHP15%分のほうが少なければそちらになりますが、そうなった場合は相当高いダメージを出せることになります。
常闇を付与
覚醒+5で発動するHP減らしの対象に対して常闇を付与します。
付与された相手は状態異常耐性が50%下がり、行動前に毒か限禁を、行動後に毒か束縛を付与します。
この効果が実に低コスト運用に刺さるしようとなっています。
状態異常耐性を50%下げる効果は、状態異常耐性無視が65%しか持たない副将でも合計100%以上無視して状態異常を付与できるようになります。
毒が付与されればボス戦でHPを削るのに役立ってくれますし、
厳禁は知力値などのステータス勝負に勝ちやすくなります。
(敵全体が対象ではないのが残念ではありますが・・・)
束縛も撃破時反撃のダメージを減らせますし、こちらから与えるダメージも増える効果です。
どの効果が出てもボス戦である程度恩恵を受けることができるため、これを無条件で付与できることはボス戦でかなり有利となります。
残りHP35%未満で即殺
スキル2で敵に対して攻撃したとき、敵の残りHPが35%未満だった場合、かつ自分の最大攻撃力の10倍より低い場合は即殺が可能です。
ボス戦ではそこまで火力を伸ばすのは難しいかもしれませんが、サブ戦役では絶大な効果を発揮します。
閻羅王は覚醒+5以上なら神祇状態で出陣するため攻撃力が+50%、
さらにスキル2で自分に暴走を付与するため攻撃力+100%、
つまりスキル2を発動するときには自分の攻撃力が3倍になることが確約されています。
たとえばサブ戦役のステージ1590では、敵のHPはおよそ10億となっています。
一度撃破すれば残りHP20%で復活しますので、その時には残りHPは2億くらいです。
これを最大攻撃力の10倍で上回ろうと思えば、もとの最大攻撃力は660万くらいあればOKということになります。
もし80%の畜力を付与できるなら約370万程度の最大攻撃力で突破できることになります。
そう考えると、サブ戦役であれば即時撃破は現実的だと言えるのではないでしょうか。
あとはまだ試せてない部分ですが、鼓舞ループで閻羅王の攻撃力をどんどん高くさせることができれば、
ボスのHPが35%未満になったときに即時撃破を発動できるようになるのではないでしょうか。
もし即時撃破が発動してボスを倒せたなら、復活後もバフを貼り直しできればそのまま即時撃破できる可能性があります。
副将が揃ってきたら確認してみたいと思います。
敵のデバフターンを延長
スキル2で攻撃した相手のデバフを延長させることができます。
延長したときのターン数は最大で4ターン、制限状態だと2ターンが上限となります。
燃焼が付与されていれば延長しつつ攻撃できるので、実質燃焼ダメージを1回分増やすことになりますし、
付与したときのターン数が短いデバフでも長時間活用させることができるケースもあります。
デバフ延長の対象が制限状態でも、2ターンまでという上限はあるものの延長が可能です。
相手に凍結や麻痺が1ターン付与されているのであれば、それを2ターンに延長させられるのです。
これも相手によってはハメてしまえるくらい強力な効果となっています。
これらの性能をどこまで活かせるかは今後の課題ですが、
組み合わせ次第ではボス突破に革命を起こせそうな予感がしてきます。
これらのことも考慮したうえで、閻羅王を登用するかどうか考えてみましょう。
今回のまとめ
暴走サポーターとして実装された閻羅王の性能を、他の暴走サポーターと比較して確認してみました。
まだ未検証ではありますが、敵の状態異常耐性を下げる挙動とHPの割合削り、そして即殺効果を使えばボス戦突破にかなり有利になりそうなので、
小生は閻羅王を登用する予定です。
太乙真人を登用済みであれば正直無理に登用する必要はないでしょうし、
MR胡喜媚か縁定ニヴィアンがいれば見送って他のサポーターやアタッカーを優先してもいいかと思います。
あくまで暴走サポーターとしては優秀ですが、わざわざ乗り換えるほどの価値があるかは現状不明なので、
一旦見送って再販のタイミングで検討してもいいかと思われます。